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第1回授業公開(オンライン)開催
【1】ごあいさつ
わたしたち仙台白百合学園小学校は、いつの時代にあっても、しなやかで明るく自己肯定感をもって社会に貢献できる女子の育成を目指しています。今年度より完全実施となった小学校の学習指導要領では、育む資質・能力の再定義がなされていますが、わたしたちは、その資質・能力を育むために、児童の12歳の姿「自律的・自発的に行動する子ども」を育てるための、主体的・対話的で深い学びの在り方をテーマとして、これまで研究研鑽を積んでまいりました。その中で、各教科の専門性を考慮し、児童が主体的に伝え合い、対話的に学び合うクラスの姿をどう実現し深い学びを実現させていくかに主眼を置いて、授業づくりに力を入れてきました。そこで見えてきたのは、やはり学びのベースは児童一人ひとりの学習意欲であり、対話を成立させるためにはクラスの心理的な安全が保障されていることが肝心だということです。そして、学習意欲と心理的な安全をベースに、読解力やICT、探求心を横断的スキルとして教科指導の中に組み込んだ授業を目指しています。そこで本校としては今回初めて、オンラインでの公開授業を行うことといたしました。今回の公開授業に当たっては、授業をご参観いただいたのち事後検討会を行いますので、ぜひご参加いただき、ご忌憚のないご意見ご感想を頂けたら幸いです。ご多用とは存じますが、多数のご参加を頂きますようご案内申し上げます。
(校長 早坂 博之)
【2】日程 :令和2(2020)年11月28日(土)
8:30 オンラインにて受付開始1
9:00 授業公開 4年生 理科
※ファシリテーター:澤野 誠氏(前湘南白百合学園小学校校長)
9:30 研究討議/個別相談会
10:00 オンラインにて受付開始2
10:30 授業公開 5年生 CLIL算数
※アドバイザー:コーリー・フェイガン氏
(上智大学大学院博士課程在籍中・元仙台白百合学園小学校英語科教員)
11:10 研究討議/個別相談会
11:40 解散
【3】授業について
研究テーマ:探究的な見方を育てる授業
4年生 理科「物のせいしつを調べよう」
授業者 :河野 大空見
内 容
子どもが自分で課題を見つけ、自分で解決する、いわゆる問題解決学習がどの教科にも求められる時代になりました。本校では、理科における目標を「児童の中に問題解決の見通しが立つようにすること」とし、この問題解決に向かっていくものの見方を「探究的な見方」と表現して、どのようにその力を育てていくのかを研究しています。その中で、特に、問題解決のプロセスを児童がイメージできるような指導を心がけています。今回は4年生の「物のせいしつを調べよう」の授業を取り上げ、この単元の中で特に「とじこめた空気と水」「物の体積と温度」の学習を中心にご覧いただきます。子どもたちの問題に対する見方が、単元を重ねてどのように変容していくか、ご覧いただければと思います。
研究テーマ:主体的・協働的な学びを目指して
5年生 CLIL算数「面積」
授業者 :二コラ・シグフリード、元木 奈々絵
内 容
CLILは、外国語で教科の内容を学ぶことにより、言語知識や技能などの語学力を高める学習方法です。CLILコースでは、「4つのC」Content(内容)・Communication(言語知識・言語使用)・Cognition(思考力)・Community(協学・相互文化理解)という概念を取り入れて授業を組み立てています。本校では、毎日の算数の授業で、ネイティブ教員と日本人教員がほぼ英語で授業を行っています。算数の内容、英語スキルと論理的思考力の向上を、他者との協働を通して学びを深めています。今回は5年生で「面積」の授業を行います。図形単元では、英語の語彙数も多く、今まで習得した知識・技能を活用させて多様な見方・考え方ができます。どのように自分の考えを英語で伝え合って学びを深めていくかをご覧ください。
【4】 対 象 :教員の方、学生の方
【5】 指導案・資料(PDF)
【6】 参加費 :無 料
【7】 お申込みフォーム
【8】 お問い合わせ
お電話 022-777-3777【担当:長田(ナガタ)、石原】