白百合の教育
CLIL
CLILとは
CLILは、学ぶ内容と学びに使う「ことば」
を統合した学習スタイルです。
CLILコースとは、外国語で他教科(社会や理科など)の学ぶべき内容と、学びに使う言語「ことば」を統合した学習スタイルで、主にヨーロッパで発展してきました。
Content and Language Integrated Learning(内容言語統合型学習)の、それぞれの単語の頭文字を取ってCLIL(クリル)と呼びます。
CLILには、「4つのC」と呼ばれるものがあります。Content(内容)、Cognition(思考)、Communication(言語)、Community/Culture(協学)の4つです。これらを要素として授業を構成します。
なぜCLILなのか
英語を学ぶから英語で学ぶへ。
これからの社会で必要とされる素養の一つに、グローバルマインドがあります。
グローバルマインドという言葉には、様々な定義や考え方がありますが、そこに含まれる要素は、およそ「4つのC」に集約されていきます。これらを効果的に身に付けることができるのがCLILです。
仙台白百合学園小学校のCLILコースの授業
学ぶ内容は算数。
先生はネイティブと日本人の2名体制。
ティームティーチングで少人数。
思考力を養います。
本校では、算数と英語の教科がCLILコース対応のカリキュラムです。CLIL算数では、英語で算数を学びます。
CLILコースは、英語の4技能であるリスニング(Listening)、リーディング(Reading)、ライティング(Writing)、スピーキング(Speaking)を算数と英語の授業で学ぶので、バランスよくたっぷり英語に触れることができます。
CLIL算数では、思考力を伴う課題を計画的に授業に組み込むことで思考力を高めます。
算数で使われる一部の用語は、将来使う場面が限定されてしまいますが、日常的に使う言葉や言い回し、論理的な言い回しに注力して学習していきます。
また、英語の授業では、通常コースが英語そのものを学ぶのに対し、高学年になるにしたがって社会や理科的な内容まで学習範囲を広げます。英語で他教科を学ぶことで教科の知識を積み上げながら、英語の力も伸ばします。
日本では、日本語を話し、読み書きできればほとんどどんな場面でも不自由することはありません。しかし、一歩日本を出て世界に飛び出せば、英語が共通語として使われています。母語以外の言語を使う場面に迫られることは普通のことなのです。
入学者選抜について
- CLILコース募集人員 新1年生 女子20名
- 選抜方法
・総合テスト ※通常コースと共通
・英語によるテスト
・面接 - その他
・出願時、考査日、入学金等は入学募集要項参照
入学後の転コースについて(2021年度改定)
- 対象:1~5年生ALPHA児童
- 日時:1月ごろ
本校の教育活動の柱の一つに「個の学びの最適化」があります。
より児童一人ひとりの最適な学びを実現するために、CLILコースに挑戦できる機会を拡げました。
ALPHAコースに(※通常のコースを「ALPHAコース」と呼んでいます。)入学し、算数や英語の学習を積み重ねていく過程で、新たにCLILコースで学習したい、再度CLILにチャレンジしたいと思っている児童については転コース試験を受けることができます。